<観点@トレンドライン>
2013年5月の悪夢から始まるトレンドを見ると、下落が進めば100〜101円までの下落余地は見たほうが良いと思います。奇しくもアメリカのデフォルト懸念が2月に再燃することになりますので、前半にこのくらいまで一気に落ちても不思議ではないです。
また、現状は上記トレンドのチャネルライン上限に来ており、折り返している状況です。11月からの急激なトレンドで現状攻防していますが、これを割り込んでしまうと急落する可能性も否定できません。
ただ、一時的な下落はあったにしても、このトレンドラインが守られる限りは、年末には112円あたりまで目指してくる流れになるかと思います。
<観点A移動平均線&ボリンジャーバンド>
200日移動平均(99.338)からは相当乖離している状況で、これはあまりアテにはできないかと思います。
調整が入るとしたら、このポイントまでは覚悟する必要があるかもです。現状は99円50銭付近ですが、線自体が上昇中のため、下落局面での位置で下値メドをチェックするのが良いかと思います。
21本線&21BBで言えば下落する要素はないかと思います。
下値メドは、21月BB・+1σの101円付近(1月)以上、21月MAの92円(1月)〜102円(12月頃の予想)位になるかと思います。現状は急峻のため落ちそうな気はしませんが。
<観点Bフィボナッチ>
トレンドラインを突破した時の参考としてフィボナッチ観点でも確認です。
12月末で、リーマン前2007年6月から始まった下落の61.2%戻しのポイントまでちょうど上がってきました。現状、ここで折り返すかどうかという攻防になっているように見えます。
ここも抜けると、今度は76.4%戻しの112円中盤辺りが見えてくるかと思います。
12月高値を超えられずに下落するシナリオの場合、38.2%戻しの94円前半、半値戻しの90円中盤まで下落余地が考えられます。
<観点CRSI>
月足、週足ともに70を超えていて「買われすぎサイン」となっています。ただしトレンド相場のため、これはあまり意識しなくても良いかと思います。
一点ポイントを挙げるとすれば、週足のRSIがダイバーシティを起こしている状態なので、買い意欲は少しずつ落ち着いてきていると思われます。いつ落ちてきてもおかしくはないという覚悟は持っておいたほうが良いかと思います。
【総括】
以上より、今年の動きはこんな感じになるんじゃないかと予想します。
■2014年前半・・・調整により99円〜101円付近まで下落、デフォルト懸念のファンダ要因により上昇を続けるか下落転化するかの分かれ目になりそうです。
■2014年後半・・・前半で100円を割りこむような下落が進んだ場合は、95円位まで円高が進む可能性があります。トレンドを守ったまま調整局面を乗り越えられれば、年末には112円を目指すことになると思います。
よって、2014年予想レンジは95円〜112円くらいになるのではないかと思います。
以上、素人予想した。あまり参考にはしないほうがいいと思いますw