「雇用統計を上手く取れないだろうか・・・」
ということ。
皆が考えるのが、「発表前に±10pipsほど離して逆指値を置いておけば、かなりプラスになるのでは・・・?」ということですね。実際、私もやっていました。
しかしながら、去年くらいまでは普通のFX業者でもこの戦略が通用していたのですが、昨今ではスプレッドや滑りがとんでもなく大きくなってしまったり、発表直前に相当上下に揺さぶられたりするのでまったく通用しない戦略に成り果ててしまっています(まだやってない方は、やらない方がいいです。本当に)
では、手動ではできない細やかな指値調整をMT4で自動化してやればどうなるか?ということで、以前試作EAを作成してみたのですが、こんな感じで運用してみました(特に記事にするつもりもなかったので、パラメータ等の詳細はありませんが・・・)。
【検証条件】
・検証業者はアルパリジャパン
・検証通貨ペアはUSD/JPY
・検証期間は2014/2〜2014/11の各雇用統計日
【検証ロジック】
・指標発表前1分前くらいから、上下に逆指値注文を実施(10pips〜20pipsくらいで調整したEAを3個設置)
・ストップロスも調整して設定(10pips〜20pipsくらいで調整)
・指標発表後の利確はトレーリングにて実施(※)
※注:指値で利確すると、滑りで殺されるのでこの形を採っています。
例)指値100円、利確位置100.2円のロング注文の場合・・・
100円指値→100.5円で約定→100.2円で利確(−30pips)というような鬼畜処理を平気でやってきます。
その結果が以下のとおりです(ズラッと書いていきます)。
・2014/02:+91.2Pips
・2014/03:−94.4Pips
・2014/04:+44.0Pips
・2014/05:+59.7Pips
・2014/06:−42.8Pips
・2014/07:+23.7Pips
・2014/08:+7.0Pips
・2014/09:+70.1Pips
・2014/10:+34.9Pips
・2014/11:−4.1Pips
※TOTAL:+189.3Pips
ということで、振られてマイナスに落ちる時もありますが、トータルで見るとまあまあのプラスになっています。組み方次第では、まだなんとか戦略としては機能するのかも知れませんね。
以上です。
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