今度は、具体的にさっきの思考の流れで「いけてないところ」を抜き出してみます。
@このシステムすげー!!これ選ぼう。あとこれとこれ。
→システムの特徴をまったく調べておらず、過去の実績だけで選んでいる点です。
これからもこの流れが続くと信じて疑っていないという問題。
A結構負けるな…このシステムほんとに大丈夫なの?
→負けが込んでくるとシステムが信用できなくなって、主観での介入が入ってしまう。
この時点でもはやシステムトレードでなくなっている。
Bちょっと、これ何処まで損切りしないのよ…そろそろ精神的に限界なんだけど…
→システムがどうゆうロジックで動いているのかをまったくわかっていない。
損切りがどのように行われているのかもわかっていない。
というかたちで3つ問題を挙げてみましたが、Aは@Bが根本原因になっていますね。
Bシステムがどのように動いているのか理解していないから、過去実績の数字ではわかっていてもドローダウンをリアルに捉えられていない。ちょっとだめな結果が出ると恐れてしまい、@で選んだ根拠である「過去実績が好調」というだけの選択ロジックにまったく自信が持てなくなる。その結果システムを信用しなくなり、Aに陥ってしまうという原理ですね。
つまり、そのシステムを選ぶ理由が「過去実績があるから」だけであり、それ以外の根拠がないことが完全に問題。本来は、「このシステムは理にかなっているし、実績は不調でも今の相場環境にも合いそう」というような観点で本当は選ばなくちゃいけないんですよね。
僕はこれにはまって大損したので、今は自動売買は自分でMT4で作って動かしています。これならシステムの動きかたや損切りライン、リスクまで完全に把握することができますからね。
自動売買もぜんぜん甘くないです。安易には手を出さないようにしましょうね。