2015年08月26日

スワップ投資の落とし穴 〜新興国通貨はヤバい!!〜

ということで、センセーショナルなタイトルではじめてみましたw

スワップ通貨のロングを取ることによるスワップ投資を行っている方は結構いるかなと思うのですが、私もその一人です。
スワップ投資をしてよく思うのが、「なかなか含み損益を含めてプラスに転じないな・・・」ということです。特に今週のブラックマンデーで含み損は更に膨張してがっくりと来ている方もかなり多いのではないでしょうか。

ということで、「スワップ投資って本当に儲かるの?」という点についてもう少し深く切り込んでみました。

検証にあたり、以下の3ケースを見ていくことにします。
・豪ドル円
・トルコリラ円
・ドルトルコリラ

具体的にどのように見ていくかというと、「現時点でポジションを持っている場合、どこで入れたポジションであればまだ含み益の状態なのか?」を調査していきます。

スワップ通貨だと日々スワップが積まれるため、当然ですが損益分岐点となる価格は日々下がっていきます(ロングの場合)。つまり、理屈上はいつまでも持ち続けていればそのうちプラスになるということは言えるわけです。

・・・が、細かく見ていくと意外なことがわかってきます。
ということで、先に進んでいきましょう。

【豪ドル円編】

少し線が薄くて見えにくいですが、以下の図を御覧ください。
これは豪ドル円の2007年位からのチャートになるわけですが、赤線で示している価格が損益分岐点となる価格帯になります。

簡単にいえば、赤線より下の価格でエントリーしていれば今もプラスということですね。

AUDJPY.jpg

いかがでしょう。意外とイケますね。
リーマンショック後から民主党政権時代くらいに入れたポジションであれば、ほぼプラスを維持している状態です。

アベノミクス以降に入れたポジションは軒並み全滅・・・という風にも見えますが、これは現在の金利をベースに計算しているため、実態としてはもうちょっとマシな状態かなという気もしてはいます。

・・・という感じで次はトルコリラも見ていきます。ランドもだいたい同じようなものだったので省略してます。

【トルコリラ円編】

トルコリラ円の損益分岐点を示した図が以下です。
豪ドル円と横軸があっていないので少し見にくくて申し訳ないですが、なんと驚くべきことに、民主党政権時代以外に入れたポジションはすべてマイナスなのです!

TRYJPY.jpg

豪ドル円と比べても、スワップ投資はかなり厳しい通貨なのではないかなと思います。
ドルトルコリラになるともっと悲惨です。。。

【ドルトルコリラ編】

以下の図が、ドルトルコリラの損益分岐点を示したものです。
今回はショートのポジションになるので、逆に赤線より上で入れたポジションが現在も利益になっているということを示しています。

USDTRY.jpg

衝撃の結果です。
なんと、2010年以降にとったポジションを現在も持っていると、スワップを加えてもほぼ赤なのです!!
ドルトルコリラでスワップ投資をするなど愚の骨頂ということだったのですね・・・(自戒)


ということで、今回の検証でわかったこととしては、まずは「スワップ投資をするなら豪ドル、ニュージードルなどの先進国通貨で!」ということが言えるかなと思います。いくら金利が高くても、新興国通貨でスワップ投資を行うのは非常に危険なのです!!

それでも新興国通貨でスワップ投資を行いたいという方は・・・以下を必ず意識するようにしましょう。

・「値頃感」を大事にする!!・・・見ても分かる通り、波動の上の方で取ったポジションは軒並み全滅です。(通常の取引ではやってはダメですが!)過去のチャートを見て安値に落ちてくるまではポジションを持つのは我慢しましょう。

・時間分散投資を行う!!・・・いっぺんにまとめてエントリーしてしまうと、含み損が一生解消しないという危険すらあります。時間を分けて(できれば週・月単位)平均価格を下げていく努力をしていきましょう。

・利が乗ったらこまめに決済する!!・・・上記検証の通り、ただただ持ち続けているだけではマイナスが膨れる一方です。プラスに転じたらこまめに決済して逃げる、これを意識するようにしましょう。


スワップ投資は放置トレードができると思いがちなので、初心者ほどついつい手を出してしまう投資手法です。が、実はかなり危険を孕んだ投資手法なわけなのですね。

やり方を間違えなければかなり有効的な手法であることは間違いないと思うのですが、何も考えずにただただポジションを入れていくだけでは破滅が待っている危険な投資手法でもあります。
放置するのではなく、マメにポジションの管理をしてあげることがとても重要なのですね。

・・・という感じでマメにポジション管理をしてくれるEAをFX-ON様で販売していますので、よろしければ見ていってくださいw
#今回のブラックマンデーでかなりやられていますが、それでも最小限の被害に抑えられていることがフォワードテストから分かるかなと思います。

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以上です。

タグ:検証 FX
posted by しがないあらさー at 03:44 | Comment(6) | TrackBack(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年04月11日

相場のランダムウォークと損小利大の矛盾について

相場は時にランダムウォークと呼ばれます。
ランダムウォークとは・・・相場の未来変動は過去の価格変動に左右されず、上がる確率と下がる確率は必ず1/2になるというものです。学術的には、「マルコフ性を有する」とも言われますね。

わかりやすいようにマルコフ性を有するもので簡単な例を挙げると、コイントスがあります。
例えばですが、コイントスで10回連続表が出たとします。では次に表が出る確率はいくらでしょう?

そうです、1/2です。

では11回目も表が出たら?・・・何があっても1/2です。

コイントスゲームにおいて「流れ」というものはありません。
#「流れ」を意識させる原因に逆正弦法則があると言われていますが、それはまた別の話なのでここでは置いておきましょう。

相場がマルコフ性を有するということは、それはつまり、コイントスと同じようにFXの勝ち負けは完全に運で決まるということになります。勝っている人は単純に逆正弦法則の恩恵を置けているだけ・・・という仮説です。

一方で、FXの基本的な考え方に「損小利大」というものがありますね。
流れが良い時は早々に利確せずに我慢することが、結果として利益の最大化につながるというものです。

この相場のランダムウォークと損小利大の考え方、完全に相反するものだということが分かりますでしょうか。

先ほど述べたように、ランダムウォークがマルコフ性を有するものだとすると、「いつエントリーしても、いつイクジットしても優位性は一切変わらない」ということになるのです。
我慢できずに損切りしようが、頑張って利益を伸ばそうが、回数を重ねた結果にはまるで違いがないということになってしまうんですね。

でも実際はそうではありません(多分ですが・・・)。
#まあ、「完全にランダムなのでタダのギャンブル!」だと割りきってしまうより、優位性を信じて夢を持つほうが建設的だということで・・・。

では、この両者がどちらも正しいと仮定すると、どうやって折り合いをつけるのが良いでしょうか。
後出しになりますが、相場のランダムウォーク理論における一つの前提がここで出てきます。

それが、「効率的市場仮説」というものです。値動きに関わる情報は瞬時に市場に織り込まれるという考え方です。
これは現在の情報化社会においてはあながち間違いとは言えないのかなと思います。
インターネットの発達により人々の情報収集スピードは格段にアップしているので、「得ようと思えば情報を得られる」という状態になっていると言えます。

ここで重要なのは、「得られる」状態「得ようとする」行動違いだと思います。

いわゆる機関投資家に目を向けると、彼らはプロ集団なので、相場の変動の足がかりになる情報をフライング的に入手できることができます。
これは効率的市場仮説に対して優位性を持っていることになるので、勝つべくして勝てるという理屈は成り立つのではないかなと思います。

逆に・・・いわゆる大衆投資家は「得られる情報を得ない」という人が多いです。
つまり、彼らは効率的市場仮説に対して自ら劣位性を持ちに行っているとも言えます。
相場に振り回されるのというのは、ある意味では「情報の伝達が遅い」という風にも言い換えられるかもしれません。

これはかなり重要な示唆を与えてくれます。

つまり、普段の状態は基本的にランダムウォークなのですが、市場の転換を示唆されてから効率的市場仮説が成り立つ状態になるまでに、一定のタイムラグが存在するといえるのではないでしょうか。

我々が取るべきは、このタイムラグを取りに行くということだと思います。
ここでいうタイムラグは大小色々あると思っており、ファンダメンタルなものほど大きな時間足でこの傾向が見え、だれかさんのちょっとした発言とかファンドの仕掛けなどは小さな時間足にて効いてくるものだと考えます。当然、小さなものほどタイムラグは小さくシビアな勝負になるということですね。

アベノミクスの例などはいい例かもしれません。
はじめは多くの人が半信半疑だったのですが、今は多くの人がそれによる円安を認めざるを得ない状況になっています。こうして多くの人が円売りに参入した結果・・・今はランダムウォークとも言えそうなレンジ相場が続いています。ようやく効率的市場仮説が成立する状態に遷移したという感じではないでしょうか。

結論としては、結局よく言われているように「いち早くトレンドを察知してエントリーし、大衆投資家がすべて乗ってきたところで逃げる」ということに帰着するのかもしれませんね。

[追伸]
そういう意味では、自動売買が発達してきて多くの人がそれを利用するようになると、どんどん市場の優位性というものは薄れていくのかもしれませんねw

以上です。
タグ:FX
posted by しがないあらさー at 04:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年03月30日

FXを複利運用する時の注意

複利運用の「肌感覚とのズレ」というトピックは色々なところで語られていますし、それを逆手に取ったのが消費者金融だとかリボ払いといった金融サービスですよね。

簡単に実例だけ挙げておきますと、年利10%の金融商品を10年間複利運用した時の利益はいくらになるでしょう?

単純に2倍になるのでは?・・・いいえ。
もうこういうのはよく見て来られていると思いますので、さっさと答えをいうと、2.594倍になります
100万円を単利運用するのと複利運用するのとで、1.6倍くらいの差が出てくるんですね。

閑話休題。
では、これと同じように「FXで利益が出せるなら、複利運用していけばどんどん利益が膨れ上がっていくのでは!?」という質問があった時、答えはどうでしょうか?

答えは、YESでもありNOでもあります

ことFXについてはそう話が単純でもないのです。
なぜなら、FXは「勝ち負けを繰り返して利益を積み上げていく」仕組みだからですね。

極端な一例。
破竹の勢いで連勝を積み上げ、調子に乗ってロット数を10倍にあげた途端、連敗が続いてしまいました。
この時の利益はどうなっているでしょうか?

・・・そうです、利益どころか大幅なマイナスになっていると考えられます。

FXでは「マイナスになることがある」以上、単純複利が必ずしも有利とはならないのです。

では、FXでうまく複利運用するためにはどうすれば良いでしょうか。
私の考えでは、答えは2つあると考えています。

ひとつは、ほぼ利益になる区間で切って複利判定を行うこと。

これだけだと分かりづらいので実例で説明します。
FXの成績一つ一つを取っていくと、勝ち負けを繰り返しています。これはどんな優秀なロジックを使っても同じです。
では、目線を広げてみるとどうでしょうか。週単位、月単位、年単位・・・。
優秀なロジックであれば、どこかで大体の区間が利益になっている粒度が出てくるはずです。
要はこの区間単位で、ロット数の調整を行えばよいのですね。

もう一つは、常にロット数の変更を行ってもいいやり方です。

MT4を使って自動売買する場合には、このへんのロット数調整をこまめにやるのは面倒なので、複利ロジックをEAに組み込んで運用したりしますね。それは問題ないのでしょうか。

意識したいポイントは、勝率勝敗の偏りです。

その辺のことはこの記事(クリックで記事に飛べます)で言及して検証を行っていますが、結論は勝率が高ければ単純に複利運用しても単利に比べて優位な結果になるのです。
また、勝敗の偏りも重要な要素です。連勝・連敗が少なく、満遍なく勝ち負けを繰り返しながら資産を増やしていくロジックであれば、複利運用には最高のロジックだと思います。

FX-ONというMT4の自動売買システムを販売しているサイトにて、上位人気のEAは結構複利システムを搭載してたりしますが、複利運用での有効性を見て行きましょう。

<EGOIST>

最近絶好調で、FX-ONでも人気が再燃しているEAですが、このEAも複利機能に対応しています。
(以下リンクをクリックで販売ページに飛べます)

トレンド追従型のシンプルなEAです
EGOIST (USDJPY)
EGOIST (USDJPY) | fx-on.com

勝率を見てみると・・・現在なんと84.21%!!文句なく複利運用にも適したEAだと思います。


<トレンディワン・コンバイン&トレンディワン・レガート>

最近リリースされ、今も破竹の勢いで利益を積み重ね続けている優秀なEAです。
(トレンディワン・コンバインついてはこちらの記事で詳細レビューしていますので、合わせて御参照ください)

5個のロジックを融合して、小さいドローダウン、高収益、高勝率。
トレンディワン・コンバイン FX自動売買ソフトウェア
トレンディワン・コンバイン FX自動売買ソフトウェア | fx-on.com

勝率93.75%、PF 3.26 スイングの安定した実力。
トレンディワン・レガート
トレンディワン・レガート | fx-on.com

コンバインの勝率は87.50%、レガートの勝率はそれを上回る脅威の95.65%!!
もう複利運用してくださいと言っているようなものですねw

これらのEAを購入して運用するのなら、是非複利運用してみるというのを検討してみるのも良いかと思います。

(ついでに宣伝w)
上記のEAはシステムとして複利運用に対応していますが、EAの中に複利運用のロジックを搭載しているものは決して多くはありません。
そこで、どんなEAも複利運用にできてしまうEAを開発してみました!
同じく、FX-ON様にて1,980円で販売していますので、是非ついでにでも見ていってください。

あらゆるEAを複利運用にしちゃいます!
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以上です。
タグ:FX
posted by しがないあらさー at 04:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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