2015年03月23日

仮想通貨Rippleを用いた詐欺にご注意ください(その2)





この記事(クリックでリンクに飛べます)で、Ripple IOUを用いた詐欺行為が蔓延する可能性について言及しました。

今回は、もっと分かりづらい、というかすでに被害が出ているケースもあげて記事にしてみます。

前回の記事では、独自通貨SGY(しがない円)を発行して詐欺行為を行う例をあげてみました。
では、この「SGY」が単純に「JPY」だったらどうなるでしょう・・・?


同じ通貨名でも相互取引できない

以下は前回の記事で説明に利用した図です。これを流用して説明してみましょう(決してめんどくさいわけではない)。

IOU_1.jpg

ここでの「SGY」が「JPY」だったらどうなるかという話です。
このJPYというIOUの発行者は、

「リップルネットワークで円取引ができるよう、銀行で1,000円を振り込んでいただくと、リップルネットワーク上のあなたのアドレスに1,000円分のIOU(1,000JPY)を入金いたします」

と謳うわけです。

前回の記事と同様に、リップルネットワーク上の1,000JPYは、実世界の1,000円に価値を裏打ちされているため、相応の価格で取引がなされるようになります。

こういったサービスを行う取引所(=リップルネットワーク上ではゲートウェイと呼びます)はすでに色々とあり、日本円(JPY)を取り扱っているものには以下があります(ありました)。

・東京JPY取引所
・リップルエクスチェンジ東京
・リップルマーケットジャパン
リップルトレードジャパン

これ自体は全く問題がない、というより、これがリップルネットワークを構成する上で重要となる要素となります。

ところが、この中の「リップルトレードジャパン」が突如跡形もなく消え去るという事件が最近ありました。つまり、リップルトレードジャパンの発行したJPYのIOUを日本円に戻してくれるところがなくなってしまったわけです。
なんと、1,000万円以上の被害が出ているようです。


・・・ここで一つ疑問が出るかもしれません。
「JPYを取り扱ってる業者は他にもあるんだから、他の取引所で返してもらえるんじゃないの?」

これが違うのです。
前回の記事で、「IOUとは借用書である」というところが非常に重要なポイントであると示唆しました。

これはつまり、リップルトレードジャパンの発行している1,000JPYというのは、「リップルトレードジャパンがあなたに1,000円を借りました」という借用書にすぎないのです。
その借用書を例えば東京JPY取引所に持って行って、果たして円を返してもらえるでしょうか?

これを現実世界で考えると、至極当たり前の結論が出ます。
あなたが山田さん(仮名)にお金を貸していて、山田さんが返してくれないので、代わりにその借用書を見せて佐藤さん(仮名)にお金を返してもらうように頼みます。返して貰えるでしょうか?

はい。そうですね。完全に頭のおかしい人です。

ところが、これがリップルという皮を被ることでカモフラージュされてしまうのです。
詐欺云々の話以前に、ここはリップルを始めた人がはじめによくわからなくなるポイントだと思いますので、リップルを使う上ではちゃんと理解しておいたほうが良いかと思います。

[Point]リップルを使った取引のゲートウェイ選定は慎重に!信頼できるところを選ぼう!



ビットコインの皮をかぶると更に複雑に

これを利用した、こんな詐欺が行われるケースも考えられます。
今のビットコインの価値は32,000円/BTCくらいですが、ここで・・・

「1BTCをなんと25,000円で売ります!」

という人物が現れたとしたらどうでしょうか。
その人物はこう言います。

「25,000円を振り込んでいただくと、1BTCをリップルネットワーク上に入金します」

さて、あなたはこのBTCを買いますか?



はい、これもIOUの仕組みを使った巧みな詐欺行為ですね。
このBTCも、結局はこの人物によるBTCの借用書に過ぎないので、それは他所の人にとってはタダのデータに過ぎません。ビットコインとしての価値は皆無なのです。

こういう場合、こういう質問をすると良いでしょう。

「そのBTCは、どのゲートウェイのIOUですか?」

リップルネットワーク上では、実際にビットコインの取引がなされています(例えば、BitStampやSnapSwapなどの取引所をゲートウェイとして)。ここでの「BTC」が、これらの取引所が発行したBTCのIOUを転売しているということであれば、このデータは確かにビットコインとしての価値を持ちます。
なぜなら、BitStampが発行したIOUをBitStampに返せば、相応のビットコインが返ってくるからです。
そこの見極めを間違えるとえらいことになります。

[Point]リップルネットワーク上での通貨名はタダの記号(※XRPを除く)!!惑わされず、「誰が価値を保証しているか」を必ず確認しよう!!



こういう詐欺は、今後間違いなくたくさん出てくると思います。
ダマされないように、しっかりと基礎知識はつけておきたいものですね。

以上です。

posted by しがないあらさー at 03:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仮想通貨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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