売りポジションは青天井なので、そういう意味もあると思いますが・・・。
それだけではなく、ショートは長期で持つほど不利になっていくということが数学的に証明できると思うのです。
というのを分かりやすく(?)示した図を以下に示してみます。

(極端な例として)ドルが円に対して半分の価値になってしまった場合に、ロングポジションだとどうなるかという図です。
横軸と縦軸は同じことを言っていることになるため、グラフは単純な一次関数になりますね。
ドルが半分の価値になると・・・120円が60円になるということですので、損失は−6,000pipsです。
一万通貨保有していた場合、60万円の損失ということになりますね。これがロングです。

ショートの図を示してみました。
ショートの場合は円買いということになりますので、横軸は円の価値を示しています。
この場合はどうなるかというと・・・横軸がロングの場合の逆数になるので、グラフは反比例の関数になりますね。
で・・・この反比例というのが非常に恐ろしい事態を招くことになるのです。
上の例と同様に、今度は円の価値が半分になった時のことを考えてみましょう。さっきの逆転です。
そうすると・・・ドル円の価格は120円から240円になるということです。
つまり、この場合の損失はなんと-12,000pips!!
一万通貨保有の場合は120万円の損失と、ロングの時と比べて倍の損失になってしまうのです。
これが1/2とかならまだいいほうですが、トルコリラのような新興国通貨だと1/10とかになっても不思議ではありません。
1/10になった場合、ロングとショートの損失差は実に10倍!!
新興国通過ポジションをショートで持つことが如何に恐ろしいかがわかるかと思います。
なお、これはあくまで長期保有の場合を言っているのであって、デイトレ・スイングレベルのド短期ポジションについてはあまり差分はないと思います。
下の方の図の青点線を見ていただければと思いますが、せいぜい1%程度の動きを取るだけれあれば接線上の動き程度として近似的に見れると思いますので、ロングもショートもあまり違わないと言えるかなと思います。
ということで、ショートポジションをあまり長いこと持つのは非常に危険なので気をつけましょう。。。
タグ:FX